お寺の人たち
PEOPLE
藤田善昭 住職
どなたにも苦労のない人生はありません。誰でも気軽に相談できて苦悩のはけ口になれる僧侶が理想です。しかし今の時代はその場しのぎの「逃げ場」が多すぎて、一時の快楽で忘れようとする。それでは根本の解決にはなりません。本当に大切なのは自らの姿を見つめ、感謝し、認め合いつづけることではないでしょうか。
藤田葉志子 坊守
年間を通じて行事があり、お寺は忙しいんですよ。婦人会のみなさんのお手伝いなくしては遂行できません。いつもありがとうございます。乗善寺も昔はよく地域の集いの場になっていました。本堂にシートを敷き、ボウリング大会を開催したのが思い出されます。これからもお寺が仲に入り、年配者と若い人達が交わるような機会をつくり、後に継いでいきたいと思います。
藤田宏徳 副住職
お寺はどんな人でもどんな状況でも「落ち着ける場」であるべきだと思います。人から人への心の頼り、ご縁の深まるところにしていきたいです。普段から地域とのおつきあい、気持ちの分かち合いを大切に、僧侶である前に、一人の人としてできるだけ嘘のない関わりを持っていければと思っています。
藤田幸範
グリーフという大切な人や存在を亡くした時に起こりうる気持ちや症状は人それぞれ多様であり、グリーフを抱えていない人はいません。自分自身もグリーフを抱える一人の人として、悲しみ、悩みはもちろん、うれしいことも寄り添い共有できる僧侶でありたいと思います。どんなことでも「話を聞いてもらいに来たよ」と気軽にお寺に来ていただきたいと思います。
坂本征順
お寺と門徒さんのあいだにいるのが、私たち法務員です。月忌参りにうかがって、お寺の法務やイベントのご案内をしますが、門徒さんがお寺にきてくれることが何よりもうれしく思います。普段から、いろいろなお話をしましょう。これからも地域のみなさんとおつきいをさせていただきたいと思います。
中田實世
会社員であった私は思うところもあり、本派の勉強をし、お寺のお手伝いする機会をいただいていました。定年後、常勤として法務させていただいていることは誠にありがたいことです。難しいことは考えずに、どうすればみなさんに気軽に楽しくお寺に来ていただけるかを考えてまいります。
若林和芳
法要、行事など、どうしたら興味を持っていただけるか。今の時代に相応しい方法を考えていきます。お寺には本来、地域コミュニケーションの核という機能があります。みなさんの多様な価値観や経験の集積の場として、お寺と社会の接点を増やしていきたいと思います。
橘 浩紀
お寺は「ご縁」を感じられる場所です。何か困ったことがあったらまず「お寺に行って相談してみようかな」と思ってもらえるようにしたいですね。音楽会や学びの場として積極的にお寺を開放し、地域のみなさんといっしょに「成長」できるお寺にしていきたいです。